おはようございます、代表の鈴木です。
本日はオレンジハウスの
放課後等デイサービス営業日です。
今日は、
児童発達支援事業と、
放課後等デイサービス事業に、
臨床心理士が関わるときに、
弊社の場合になりますが、
組織の中でいったい
どんな役割を果たしているのか
についてのお話をしようと思います。
いろいろ試行錯誤してみて
結論として落ち着いたところは、
心理士がいるので、
積極的に子どもたちの心を見ていく
という方向にはなりませんでした。
むしろ
私たちは子どもたちの心の内側に
踏み込み過ぎていないだろうか、
覗き込み過ぎていないだろうか、
寄り添う名目で近づき過ぎていないだろうか、
そういう問いを投げかけ、
子どもたちが本当の意味で
自由に安心して過ごせるための
心理的なスペースを確保すること、
職員と子どもたちとの
安全で適切な
距離感や関係性を保つこと、
ああでもない、こうでもないと
職員みんなで知恵を出しあって
時間をかけてつくってきたなかで
そんな役割にほんの少しだけ
貢献してきたように思います。
子どもたちは日頃から、
覗き込まれ、分析され、
名前をつけられ、
分類される側の立場です。
必要性の名のもとに
子どもの心に近づくときは、
できるだけ浅く、短時間で、
最小限の介入で済ませたい。
誰かの心を覗きたくなるときは
そうしたくなる自分の心に
まずは目を向けるほうがいいよねと
常々思っております自戒をこめて。
そんなふうにしたり、
またはしなかったりして、
子どもたちの心を放っておく
放っておいてもらえるけれど
安心して過ごせるという空気を
実はけっこうな労力をかけて
職員みんなで作りこんでいます。
まるで何もしていないかのように。
目には見えませんが、
それが私たちの宝物のひとつです。
本日もご利用くださり
本当にありがとうございます。