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安心安全な施設のつくりかた

こんにちは、代表鈴木です。
本日、コビトハウス・オレンジハウス
放課後等デイサービスの営業日です。

私どもが開業当初から掲げている理念には
いくつかのキーワードがありますが、
最も大切にしていることのひとつは
「安心・安全」です。

”利用してくださるお子さまと保護者さまにとって、どこよりも安全で安心な場だと感じていただけるよう、そして全てのお子さまに「ここには自分の居場所がある」と感じて過ごしていただけるよう、スタッフ一同力を合わせています。”(弊社ウェブサイトより抜粋)

お子さまと保護者様に
安心・安全を感じてもらうために
必要なことは、

物理的にも心理的にも、
支援にあたる職員の皆さんが
まず安心安全に働くことができる
職場環境であることです。

そして、職員の皆さんが安心安全に
働ける環境をつくるためには、

経営者の私がひとりの人間として
安心感や安全感を
心身でどのくらい受け止められているか
が実は最も大きな要因だと考えています。

物理的な安心感は、
たくさんの物・人・お金
などの目に見えるものがあれば
感じやすいかもしれません。

いち経営者としてはもちろん、
社員のために、利用者様のために、
利益を上げ経営を安定させ、
より物理的に豊かになる目標も念頭に置いて
微力ながらも精進を続けていますが、

その一方で、
「人が内面で感じる安心感や安全感は、
必ずしも物理的な豊かさとは連動しない」
ということも、
様々な領域でわかってきているようです。

そんな中でわたしが注目しているのは
臨床心理士としてトラウマ療法を学ぶ中で出会った
自律神経系にアプローチする考え方です。

それについては、
例えばこんな本が参考になるでしょうか。
●ポリヴェーガル理論入門: 心身に変革をおこす「安全」と「絆」 
●身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法

超ざっくり説明すると、
「心の悩みの中身をいちいち見ていくんじゃなくて、
ほ乳類としての自分の体に起きている反応に注目して、
より楽で心地よい心身で生きていこうよ」
ということだと思っています。

そんな考え方を
自分のセルフケアや
メンテナンスに取り入れて、
自分自身の内側の
安心・安全のスペースを
少しずつ大きく広げていく
ということに継続的に取り組んでいます。

まだまだ未熟者で
日々反省することばかりで
周りの皆さんに助けてもらって
暮らしておりますが

そんなマニアックな小さな取り組みが
より安心・安全な施設として
物理的に具現化していく
(本当にそうできているかは、
確認の手段がない
ぼんやりとした話ではありますが)

そんな方向性のイメージを持ち続けることを
ここ数年続けてきておりますし、
今後も持ち続けていこうと思っています。

本日も、お陰様で無事に営業を終えました。
ご利用くださり、本当にありがとうございました。