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心理士が経営者になること

こんばんは、代表鈴木です。
本日は、コビトハウス
放課後等デイサービス営業日でした。

このところ、私たちもよく使う言葉
「療育」について
改めて調べなおしてみています。

そのために、
療育とはなにか
高松鶴吉著(ぶどう社)
を読んでいたら、
もちろん知りたいことも
書いてあったのですが、

最後のあとがきで
思いがけない発見がありました。

ちょっと長くなりますが
引用します。

”こうして私のチームが大きなものに成長するにつれ、私は整形外科医から医師一般になり、やがて医師一般から社会事業家とでもいうような存在へ転化してきたと思う。個人としては寂しいことでもある。本来の依って立つ基盤から離れていくからである。それはいわばアイデンティティ喪失の過程であると言える。(p.222)”

コビトハウス・オレンジハウスを立ち上げて
お陰様で事業として続けることができ
ありがたいうれしい中でも
感じ続けている寂しさのことが
まさにそこに書いてありました。

致し方ないことではありますが
専門家として生きることを
一部(または全部)あきらめて
事業経営のための
役割を果たすことへの
どうしても割り切れないなにかについて

そういう旅もあるし
そういう生き方もあるんだよ
あなただけではないんだよ
と背中を押してもらったように
感じています。

そして続く最後の段落には
さらに心を揺さぶられ
うまく感想が書けませんので
ただ引用するだけにします。

私の先輩や同輩の人々には、自らを変化させながら成長された人々がいる。彼らはすべて尊敬に値する人である。やがて後輩の人々の中に、おそらくここまで読んで下さったあなたの中にも、美しい変形発展の軌跡が読み取れるようになるのではないか。子どもたちを愛し、子どもたちに愛され、私を含む多くの人々に尊敬される、そんな人に変貌して大きくなっていく。そんな時が来ることを、私は心から期待している。(p.222)"

本日もご利用くださり
本当にありがとうございました。